一時保護所という名の刑務所【児童養護施設入所への登竜門】
大半の人は知らない、
社会養護の出発地点
児童養護施設、自立支援施設などへの入所前に必ず通る場所。
その理由が親からの虐待であろうと、
育児放棄であろうと、子どもの非行であろうと。
様々な理由が元で収容されることになる。
そこはまるで刑務所の様な場所である。

一時保護所へ収容されるケース
子どもたちが一時保護所へ収容される理由の大半が虐待です。
自分から一時保護所へはいる子どもはほとんどいないですが、今の状況が続くのなら一時保護所のほうがいいと思っている子どもは世の中にたくさんいるでしょう。
しかし一時保護所へ収容される子どものほとんどはそれを望んではいません。
子ども達が望む望まないに関係なく強制的に収容される場所。
それが一時保護所です。
最近テレビやネット記事などで児童相談所という言葉はよく目や耳にするかと思います。 その児童相談所へ様々な情報や連絡がまずいきます。
そして児童相談所から職員が派遣され、保護した人、もしくは警察から引き渡されたのちに一時保護所への収容が決まるわけなのですが…
ここがまたノーモーション!
いきなり一時保護所へ連れていかれるケースも珍しくありません。
勿論、親からの相談で同意のもと預けるケースもあります。
経済的な理由や、予期せぬ病気をしてしまったとか、育児が困難な場合に相談が来るケースも多々あります。
しかし、その場合は親が回復すると再び引き取るケースが多いので問題ないのです。
問題なのは親が知らなくて、保護されてから後で知らされたケース。
想像してみてください。
そりゃ激怒しますよね。
しかし、その親は虐待してると思っていないからそれを続けているのです。
勿論気が付いてはいません。
なので、子どもが一時保護所へ保護されたと連絡を受けると・・・
『はぁ?』
となるわけです。
それもそのはず・・・
いきなり自分の子どもが前触れもなく、ワケのわからない所へ収容されるわけです。
しかも親である自分の許可も取らずに勝手に。
親からしたら至って普通の感覚です。
その親が子どもに対して何もしていなければですが・・・
勿論本人は何もしていない。むしろ育ててやってる。と思っていますから悪いことをしている認識はありません。そこが虐待の最大の特徴だと思います。
- その親からすると教育。
- 子どもからすると日常茶飯事なので当たり前。
- 周りから見ると虐待。
違いがわかりますか?
これね、誰も間違ってはいないんです。
子育ての方法に明白な決まりはないから・・・
ただ、虐待はしてはいけませんってルールがあるだけなんです。
だからそこに違いが生まれる。
子どもが親と離れたいわけはない。できれば一緒に居たいですよ。
優しくしてほしいですもの。
因みに私が一時保護所へ行くことになった経緯が気になる方は
下記記事をご覧ください。
一時保護所はあくまで一時保護する場所
読んで字の如し
一時保護所。
そのままなので誰も疑問に思わないかもしれませんが、
一時ってどれくらい?
一時保護所の場合は短くて2週間、長くても2か月です。
それ以上はダメと決められています。
一時保護する場所なので、当然一時いたら家に帰る子どももいます。
例として上に書いた一時的に養育が困難になった家庭の場合。
補導されたケース(親が引き取れる状況にある場合)
迷子になって保護された場合
平たく言うと親が引き取れると判断されれば家に帰れます。
なので必ずしも
一時保護所へ収容=児童養護施設へ行く
にはならないのです。
これだけは皆さんに知っておいていただきたいです。
それを知ったうえで・・・
実態を知ってください。
一時保護されてからの流れは上の記事にも書きましたが、おさらいします。
医師による問診
まず有無を言わさず半裸にされ、傷や痣の確認が行われます。
基本的な聴診器での診断や触診も行われますが、上記を見る目的がメインでしょう。
私物は全て没収
施設内での公平、盗難を防ぐ目的で私物は全て没収されて保管されます。
その時の保管は倉庫内なので時期によっては保管状況が悪く退所の際痛んでいることもあります。
一時保護所内で使用する物の配布
着る服や文房具など、施設内で個別使用する物を与えられます。
基本的にあるものの使いまわしなので、タイミングが悪いと変なものしかなく、
それが理由で馬鹿にされたりもします。
施設説明と施設見学
施設内のルールや設備の説明が施設を見学しながら行われます。
職員によってはかなり適当です。
生活する部屋へ案内
最終的に生活する部屋へ案内されますが、その時に居なければほかの人への紹介は特にないので部屋に戻ってきたら知らない人がいるという状況が度々起こります。
これが最初の苦行。
特にある程度大きくなってから入所する子どもは抵抗あると思います。
そして特に先住民の皆さんへの紹介などはなく、結構ぬるっと一時保護所の一員にされます。
何度入っても変わらぬ管理体制
そして施設内での生活はというと・・・
まるで刑務所。
全て時間で管理され、兄妹であろうと異性間の会話は禁止。
(男女で生活エリアが仕切られています)
学校には行けず(原則施設内からはでられません)
朝から勉強時間はあるものの、ひたすら既存のドリル的なやつを解く日々。
しかも入所のたびに一からやらされます。(小1の算数から)
勉強の時には全体に対して1名職員が付きますが、特に教えてくれることはありません。ドリルの採点のみで一杯一杯なのでみんな聞けない様子でした。
当時の私はどちらかというと勉強は進んでいる方でしたので問題ありませんでしたが、
追いつけない子も沢山いました。
様々な状況の子どもがいるのを承知なはずなのにこの体制・・・
ただ規律を守らせるためだけにいる職員。
そんな扱いをされるなら刑務所の囚人と変わりません。
子どもたちの未来の事なんて考えていないとしか思えなかったです。
私自身人生で2度一時保護所へ入りました。
1度目は7歳の時
2度目は14歳の時
2度目に入ったときは、懐かしいと思えるほど変わってはいませんでした。
設備も当時のまま、職員の態度や管理体制もそのまま。
当然のように悪いことをすれば懲罰もありました。
反省文は勿論ですが、勉強や毎日書かされる日記のときの机は一人だけ廊下に隔離。
勉強中なんて元々話してはいけない仕組みなのに、隔離の必要ありますか?
廊下に一人、わざわざ机を出しそこで何時間も勉強。
見せしめ以外の何物でもありません。
ここまで書いてきた事が一時保護所のマニュアルにあるのか、職員個人の判断によるものなのかは不明なのでいつか必ず調査します。
もしもマニュアルでそれが何十年もそのままだとしたら・・・
十分にありえる業界なのです。
未だに職員からの虐待がある業界です。
マニュアルがない施設も沢山あるでしょう。
人が相手だからマニュアルなんて使えない?
そんなことはない!! 日々の作業や流れは確実にマニュアル化できる。
当たり前にしてあげてほしい。
大事なのはその誰でもわかるマニュアルに何を追加できるかだ。
子どもたちが入る施設での最低基準が違ってはいけない。
子どもたちは入る施設を選べないのだから。
当たり前の基準をもっと高く、そしてそれを当たり前に。
因みに私がいたときの当たり前は下記記事にまとめています。
まとめ
一時保護所経験者は児童養護施設出身者じゃなくても世の中に沢山います。
一時保護所は衣食住に不自由はしませんが、刑務所レベル。
間違いで保護されてしまうケースも少なくありません。
今でも昭和の管理体制なので昭和を味わえます。
それでも学ぶこともありました。
絶対にあんなふうにならないということ。